月野うさぎの小さな幸せ日記

小さな幸せを大きく感じる日記です(^-^

人生の格差はマリオカート

8人のマリオカートで一番苦しいのって5位6位7位だと思うんです。

8位になってしまえば後は周回遅れしようが、のろのろ草むらを探検しようが、逆走して皆の邪魔をしようが8位なんです。無敵の人、ですね。世間体を気にしなければ何も怖くないし、順位の上昇は望まない。

一番苦しいのは、レインボーロードのような直線コースなのに軽量級のノコノコカートに乗り、必死に順位を上げようとする6位。序盤は上位だったのでプライドも高い。でもどんだけやっても生まれ持った不利な条件は覆せない。6位の自分を恥じ、他のプレイヤーからの嘲笑を重く受けとめる。

8位は医療費も生活費も無料です。 「最近のマリカって背景やギミックのクオリティー高くね?都バス無料券で下町の薬局まで逆走して湿布100枚処方してもらおーっと。」
当然8位はディスられ忌み嫌われる対象です。ノコノコ「8位とかマジ社会悪。○ね。俺がなったら死んだほうがまし」
8位Aさん「8位つらいお...」「親や兄弟に申し訳ないお..」「看護師のウンコの拭きかたが雑で死にたいぉ」
8位Bさん「順位?あーみんな順位のために生きてるよね、そーゆーゲームだもんね」「でも見てこのグラフィック、このグラフィックのゲームに参加できる2010年代に産まれて幸せ」「今日は競馬行ってから8位仲間と昼から西友のおつまみとカップ焼酎で飲むんやで~」

1位にはトゲゾー甲羅というスキャンダルリスクもあります(笑) 孤独な戦いであります。馴れ合いする仲間も少なくなります。そして順位の無意味さを知り、慈善活動をしたり、ゲーム全体のためにゲームバグの改善点を見つけたりします。

2-7位も、以外と順位を気にせずに気持ちよく自分の走り方をつきつめたほうが勝ったりします。ライバルの画面や全体図見て常にピリピリしてるとミス誘発したり。

でも皆が順位を気にせず8位に甘んじたら、つまらんゲームになってしまいマリカーの続編は作られず、全キャラ今世で死亡でしょう。今世さえ楽しければいいよという声もありましょうがそれではいけません。ゲームごと安く買いとられてYouTube上で全員ただ走りし続けることは避けなければなりません。

すなわち、順位至上主義は必要なのです。下位の皆さんはディスられる社会を受け入れなければなりません。心に真に受けるかは自由ですが。8位は、低俗なお笑いのネタにされ、えたひにんとして大衆の
ガス抜きサンドバッグとなることが必要なのです。

本物の陸上のリレーも似ています。
スタートダッシュで8位だったら1位になることは難しいでしょう。一度転けたら一気に下位になるのが日本の新卒優遇社会です。それが嫌なら救護委員(看護師)か審判や運営委員(公務員)になりましょう。

8位はたまに感動的なのでサライ
BGMを入れられたり拍手で応援されたりしますが、大衆が俺らより下もいると安心したいだけです。

沢山の日本の小学生が、徒競走のせいで心的負担を強いられてきたでしょう。ビリかもしれないけどビリすれすれ、たまにびり、の男の子は本当に可哀想なカツアゲ対象ですね。



言いたかったことは、
順位は無くならないし必要だけど俺はそんな声気にしねぇ